豆知識
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真鍮
銅に亜鉛を加えた合金で、銅合金のうちで最も広く利用されている。
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アンチモニー
一般にアンチ製品と呼ばれているものは、鉛70%+アンチモン30%の合金。溶解温度は360 ℃くらい。鋳造に適している。
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オニックス
縞メノウ・オニキス。化学的沈殿による縞状模様を呈する半透明な石灰岩。鍾乳石などに見られ、産出はきわめて限られる。
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鋳物(いもの)
溶融した金属を鋳型(砂型)に注入、凝固させたもの。鉄・銅・銅合金・軽合金がある。
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電鋳(でんちゅう)
電気メッキを応用して目的の形を精密に複製する方法。金属または石膏などで作った型に銅、ニッケルなどを厚く電着させ、はがして原型と同一の面を得る。型には導電性を与え、はがしやすくするため黒鉛などを塗布しておく。
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ダイキャスト
精密に機械加工された鋼製金型に水圧や、圧縮空気により溶融金属を加圧注入して、正確な鋳物を得る。多量生産が可能。亜鉛、アルミ、錫、銅などの合金の鋳造に向いている。
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クリスタル
美術工芸品、装飾品、高級食器などに使われる。無色透明で豊かな光沢を持つガラス。特に鉄分を避け、泡・脈理(ガラス中に存在する不均質な部分)をなくす。鉛含有率24%以上。
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光学硝子
光学器械のレンズやプリズムなどの材料に用いる、きわめて均一で透明度の高いガラス。ガラスの組成を種々変えることによって、屈折率や分散能(物質が光を分散する能力を示す量)、波長による透過性などを調節し、必要な光学的特性をもたせる。
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アクリル封入
アクリル樹脂に対象物を埋め込み、固まるのを待ってから任意の形に加工、研磨して完成となる。
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PVC(ポリ塩化ビニール)
合成樹脂の一種で、ポリビニールクロライドの略。粉末原料に各種添加剤や顔料を配合して成形材料とし、加工を施して製品化する。合成樹脂の中でも耐久性、加工性に優れる。食品の包装材、玩具、建材など幅広い用途がある。
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サンドブラスト
エアーコンプレッサーを用いて、鋳物・陶磁器・ガラス器などの表面に金剛砂などの研磨材を吹き付け、仕上げや彫刻を施す加工法。サンド彫刻とも言う。
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2D・3D加工
ガラスの表面に一切ダメージを与えず内部へマーキングする加工。2D加工は平面のため、正面は図柄が見えて、側面は線のように見える。3D加工は正面・側面どこから見ても立体に見える。
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転写印刷
表面にニスやゼラチンを塗ったガラス・陶器・金属・木材などに文様などを印刷した転写紙を貼り付け、紙の裏から水分を与えて転写する方法。
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シルクスクリーン印刷
孔版(こうはん)印刷の一種。目の荒い絹布を枠に張り、印刷しない部分をにかわ等でおおい、その上からゴムローラー、またはへらでインクを押し出して刷る。インクが厚く塗れるので画線が強く出る。プロセス印刷ともいう。
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オフセット印刷
平版(へいはん)印刷のひとつ。版面の画線につけたインクをブランケット面に転写し、それから被印刷体に印刷する間接印刷法の総称。平版印刷全体をいう場合もある。
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シール印刷
凸版印刷と型抜きを同時に行う印刷で、紙はテープ状のロール紙に特殊なのりを塗って剥離紙を貼り合わせたもの。シールは面積が小さいものいう。大きな面積にオフセットもしくはスクリーン印刷して切断したものはステッカーという。
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アルマイト印刷
アルマイト処理をしたアルミ板に感光液を塗り、印刷部分以外の所を感光させ、感光していない部分にインクを刷り込む印刷方法。細かい表現が可能。
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ホットスタンプ
金箔、アルミ箔などの金属箔を凹凸の型で熱圧着したもの。金銀以外のものは色押し、色を使わず型だけを押したものは素押しという。
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七宝(しっぽう)
硅石と種々の酸化金属を配合し、700〜1000℃で焼き、色を出す。
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キリンス
硫酸、硝酸またはその混合液で酸化被膜を除くこと。
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研ぎエポ
二液性のエポキシ樹脂(硬化剤・色)を盛り、発泡後100℃にて焼き上げたのち研ぎ出し・バフにて研磨する色入れ方法。
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ホーニング
金剛砂をぶつけて梨地にする仕上げ。金型を直接梨地にする彫刻法もある。
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金・銀サシ
不要な部分をラック等で囲い、メッキをつけること。文字やマークをこの仕上げにする事が多い。
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銀イブシ
台に真鍮材を使用した場合、銀メッキの厚付けをし硝酸カリウムでイブシをかける仕上げ。
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エポキシ
1分子中に2個以上のエポキシ基と呼ばれる反応基を持つ、樹脂状物質の総称。強力接着剤、塗料、絶縁材料などに多く用いられる。
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ロジウムメッキ
シルバーの次に「銀白色」な金属。硬度、耐蝕性、耐摩耗性、均一電着性にすぐれ、白い光沢がきれいなことから装飾用メッキとして多く利用。
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ニッケルメッキ
鉄族に属する遷移元素のひとつ。銀白色の強時磁性個体金属。